レンガという素材が、年を重ねるほど良くなる理由

レンガとダークサイディングの街角外観
経年したレンガ積みの外壁を横から見た様子
築20年を越えたレンガの外壁。塗り替えを一度もしていないのに、色は褪せずに深くなっている。

「新築のときが一番きれい」——多くの住宅にとって、それは避けがたい現実です。窯業サイディングは塗膜で外壁を守っているため、10〜15年ごとの塗り替えが必要で、年を追うごとに色あせやチョーキングが進みます。

目次

写真で見る、レンガという素材

レンガとベージュサイディングの2階建て邸宅外観
経年でも色あせないレンガの外壁
レンガ壁に映える玄関ドアのディテール
レンガとドアが織りなすディテール

一方、レンガはそもそも「焼き物」です。表面を塗料で覆っているのではなく、素材そのものに色と厚みがあります。だから塗り替えという概念が基本的に存在せず、雨風にさらされるほど、かえって表情に深みが出てきます。コンセプトページでもご紹介しているとおり、グランメゾン住宅が「レンガの家」を主力スタイルのひとつに据えているのは、この"時間が価値を育てる"という性質があるからです。

塗膜ではなく、素材そのものを見る

ジャスミンが這うレンガ積みの壁
塗り替えの記録が無い壁。色は表面に塗られたものではなく、焼かれた素材そのものに宿っている。

サイディングの色は、表面の塗膜が持っています。だから塗膜が痩せれば色も痩せる。手で撫でると白い粉がつくチョーキングは、その塗膜が寿命を迎えたサインです。

レンガは、粘土を1,000度前後で焼き固めたものです。写真の壁も塗り替えの記録がありません。表面に塗膜がなく、角が欠けても、削れても、出てくるのは同じ色です。だから「色を保つための工事」がそもそも要らず、30年後に必要なのは目地の点検くらいです。

もちろん初期費用は窯業サイディングよりやや高くなります。ですが30年という時間軸で塗り替え費用まで含めて比べたとき、レンガという選択がどう見えるか——ぜひ施工事例とあわせてご検討ください。

この記事のポイント

  • 窯業サイディングは塗膜で外壁を守る構造のため、10〜15年ごとの塗り替えが必要になります。
  • レンガは「焼き物」であり、色と厚みが素材そのものに宿るため、塗り替えという概念が基本的に存在しません。
  • 表面に塗膜がなく、角が欠けても削れても同じ色が出てくるので、色を保つための工事が要らず、30年後に必要なのは目地の点検くらいです。
  • 初期費用はやや高くなりますが、30年という時間軸で塗り替え費用まで含めて比べると、選び方が変わって見えてきます。
  • グランメゾン住宅が「レンガの家」を主力スタイルのひとつに据えているのは、この"時間が価値を育てる"性質があるからです。

実際のレンガ外観の仕上がりは施工事例で、費用感は費用の目安でご確認いただけます。

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この記事を書いた人

兵庫県芦屋市を拠点に、2009年から欧米デザインの輸入住宅の企画・設計・施工を手がけています。レンガの家・クラフツマン・ヨーロピアンの3様式を中心に、本場の意匠を日本の暮らしへ届ける現場を綴っています。(デモサイト)

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