
鉄柵バルコニーと椰子の眺め
2階のバルコニーには黒い鉄柵の手すりを回しました。椰子の葉越しに差し込む光が、南欧らしい陰影をつくります。
WORKS






種別=2階建て/延床の目安=約44坪/工期の目安=約7か月
素焼き瓦とアーチ、黄色い塗り壁の質感で南欧の意匠を写しながら、日本の気候でも心地よく暮らせるよう設計した住まいです。曲線を描く階段とコロネード、鉄柵のバルコニーが、椰子の緑とともに南欧らしい表情をつくります。
地中海沿岸の家のような、陽ざしと風を素直に取り込む明るい住まいにしたい、というご希望でした。日本の気候でも維持管理がしやすいことも条件でした。
素焼き瓦とアーチ、塗り壁の質感で南欧の骨格を丁寧に写しつつ、大きな開口と木を主役にした室内で、一日中光が回る住まいに設計しました。素焼き瓦は色むらの出方が製造ロットによって異なるため、施工前に複数ロットを取り寄せて屋根全体での色の散らばり方を確認したうえで採用を決めています。施工中、アーチ開口部の下地の曲率がモックアップと若干ずれることが判明し、左官職人と現場で微調整しながら塗り壁のラインを整えました。引き渡し後の確認では、南面の大開口から想定どおり終日光が入り、曲線階段とコロネードの陰影が時間帯ごとに表情を変えることを施主様と一緒に確認しています。

STEP 01
左官職人が外壁の下地を丁寧に塗り仕上げます。南欧様式の質感はこの一手間から生まれます。

STEP 02
漆喰調の壁も、機械任せにせず職人の手で表情をつくります。

2階のバルコニーには黒い鉄柵の手すりを回しました。椰子の葉越しに差し込む光が、南欧らしい陰影をつくります。

白い曲線階段と丸柱のコロネードが玄関を演出します。ブーゲンビリアの咲く植栽が、帰宅のたびに彩りを添えます。

「旅先で泊まった南欧の家の、あの明るさが忘れられなくて。毎朝カーテンを開けるのが楽しみです。」
土地がこれからでも、様式を決めていなくても構いません。いまの段階に合う入口をお選びください。