
一枚ずつ違うレンガ
窯で焼いたレンガは色むらも表情のうち。積み重ねるほどに、時を刻む外壁になります。
WORKS






種別=平屋/延床の目安=約28坪/工期の目安=約5か月
年を重ねるほど味わいを増すレンガの外壁。ワンフロアで暮らしが完結する、欧米スタイルの平屋。
焼き物ならではの深い色むらをもつレンガは、塗り替えの要らない“育つ外壁”。前庭の芝と緩やかなアプローチが、リビングの延長として週末の時間を受けとめます。
段差の少ないワンフロア動線は、子育て期にも歳を重ねてからも無理がありません。低く伸びる水平の屋根と大きな連窓が、前庭の芝とリビングをひと続きに見せ、朝の光を部屋の奥まで届けます。
この先の長い暮らしを見据えて、塗り替えなどの外壁メンテナンスの負担をできるだけ減らしたいというご希望でした。あわせて、年齢を重ねても無理なく暮らせる動線と、庭と気軽に行き来できる住まい方を望まれていました。快適さを設備だけに頼りたくない、というお考えもありました。
外壁には塗り替えの要らないレンガを採用し、年月とともに味わいを増していく素材の力をそのまま活かす計画としました。段差の少ないワンフロアの動線で、日々の暮らしも将来の暮らしも同じ家で受け止めます。前庭の芝と緩やかなアプローチはリビングの延長として設け、内と外を行き来する暮らしを支えます。前庭に向けた大きな連窓は、水平に低く伸びる屋根のラインに合わせて配置し、外からは端正に、内からは庭とひと続きに感じられる高さに納めました。窓の高さと位置は敷地の方位を実測したうえで、夏至と冬至それぞれの太陽高度をもとに日照シミュレーションを行い決定しています。施工中、アプローチ部分の地盤が想定よりやわらかいことが分かり、路盤の砕石を増し締めして沈下対策を追加しました。引き渡し後の確認では、真夏の高い陽は連窓の上端でさえぎられてリビング奥まで直射日光が入らず、冬は逆に低い陽が奥まで届くことを施主様と一緒に確認しています。

STEP 01
梁や柱を組み上げる軸組工事。建物の骨格となる重要な工程を丁寧に進めます。

STEP 02
壁面にタイルを一枚ずつ丁寧に貼り上げ、意匠性と耐久性を兼ね備えた仕上げに。

窯で焼いたレンガは色むらも表情のうち。積み重ねるほどに、時を刻む外壁になります。

側面のレンガ壁に鉄柵のゲートを設け、裏庭までの動線を確保しました。ツツジの生垣が季節ごとに彩りを添えます。

無垢の床に続く対面キッチンとダイニング。毎日の家事動線を、心地よい居場所に整えます。

「歳をとっても住みやすい平屋を、と探していました。レンガの外観は近所でも評判で、手入れがいらないのが何よりです。」(デモ)
土地がこれからでも、様式を決めていなくても構いません。いまの段階に合う入口をお選びください。