
灯りが滲む、雨の宵のテラス
グレーの陸屋根と大きな開口が、室内の灯りを庭へやわらかく届けます。
WORKS






種別=平屋/延床の目安=約40坪/工期の目安=約7か月
白レンガとグレーの陸屋根。端正なヨーロピアン・モダン。
白く塗り込めたレンガに、グレーの陸屋根が凛と乗る。大きなガラス開口が室内と石貼りテラスをつなぎ、屋根のトップライトが一日中やわらかな光を落とします。
刈り込んだ生垣が佇まいを引き締め、通りに対して品よく閉じる。装飾を削ぎ落としながら素材の質感で見せる、大人のヨーロピアン・モダンです。
ヨーロッパの街並みのような、時を経ても古びない佇まいの家に住みたいというご希望でした。ただし装飾を重ねた様式的な家ではなく、日常の暮らしに馴染む落ち着きが欲しいというお考えでした。外からの視線と、庭でくつろぐ開放感の両立も課題でした。
白いレンガとグレーの陸屋根という素材の組み合わせで、装飾に頼らず質感そのもので見せる外観を提案しました。大きなガラス開口で室内と石貼りのテラスをひと続きにし、トップライトから室内の奥へ光を導いています。道路側は刈込の生垣で品よく閉じ、テラスでは視線を気にせず過ごせる構成としました。飾るのではなく整える、大人のヨーロピアンを目指した設計です。白レンガの目地色は数種類のサンプル塀を屋外に立てて数日置き、雨に濡れた状態と乾いた状態の両方で質感を確認してから決定しています。施工中、トップライト直下の梁位置が当初計画と干渉することが分かり、開口位置を現場で20センチほど振って光の入り方を保ちました。引き渡し後の確認では、生垣越しに視線が遮られながらもテラスに光が回り、施主様が求めていた「格を感じるのに閉鎖的ではない」佇まいを実現できていることを確かめています。

STEP 01
型枠脱型後のRC基礎。建物を長く支える土台を、着工後まず丁寧に仕上げます。

STEP 02
外壁材を一枚ずつ丁寧に張り上げ、意匠と耐候性を両立した外観に仕上げていきます。

グレーの陸屋根と大きな開口が、室内の灯りを庭へやわらかく届けます。

陸屋根の軒下に大きなガラス面を配し、雨の宵には室内の灯りがテラスへやわらかくにじみます。

「旅行で見た欧州の街並みが忘れられず。派手さはないのに“格”を感じる、と友人に言われます。」(デモ)
土地がこれからでも、様式を決めていなくても構いません。いまの段階に合う入口をお選びください。